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左対左の有効性<最終>

前回のエントリから大分待たせてしまったが、左投手に対する左打者のランキングをもって
今回のシリーズを完結としたい。

用いているのは打撃データそのものではなく、全体から集計した偏差値で表している。
単純に誰が優秀で、誰が優秀でないという目的だから、特に学生時代から偏差値と戦ってきた
我々日本人にとっては良くも悪くも馴染みの深い値の方が親近感も浮かぶだろう。

なお、偏差値自体は全体128名から算出しているが、ランキングは通算打数の違いによって3つのグループに分割した。
カテゴリは4種類あるが、順位の基礎となっているのは打率、K/BB、HR/Hの3点盛りセット。

「ヒットを打つ技術」
「選球眼」
「長打力」

打者としての実力を測る物差しに絶対必要な3点を、左対左というセオリー上不利となる場面で、どこまで
レベルを下げずにいられるか。それが集約されたものとなる。

因みに、参考打席数とは犠打を入れないPAのことを指している。集計上の都合によるもので、大きな意味はないと理解していただければ。


<若手グループ>

左成績1

<中堅グループ>

左成績2

<ベテラングループ>

左成績3



データは自由に見ていただき、各々に感ずるところがあれは良いと思う。

最後に、全打者の通算対戦成績を集計したものを提示しておきたい。

<全打者の平均打率>
vs右投手 .282  vs左投手 .259

<全打者の平均K/BB>
vs右投手 1.54  vs左投手 2.36

<全打者の平均HR/H>
vs右投手 13.40%  vs左投手 10.73%

<全打者の平均OPS>
vs右投手 .829  vs左投手 .732


打率とHR/Hは正直、格差があるとまではいえないレベルだが、K/BBはハッキリと格差が生まれていると
理解してもらって良い。右投手の場合は平均を大きく上回る選球眼を持ちながら、
左投手が出てくると平均を大きく下回ってしまう。

これが、現在のMLBにおける左打者の現状といえる。それに乗じて打率なり、長打力が
劣化するものだと断言して良いレベルではないかと思う。

従って、OPSは.829から.732にダウン。ざっと1割も下がってしまうのは、そういった理由があるからだ。

だから、左投手を左打者にぶつけるのは単なるセオリーではなく、
れっきとした事実の一つなのだと考えた方が良い。
機械的だとか、ハンで押したようにだとか、印象論で批判する前にデータという事実を噛み締めていただきたい。


これがNPBともなると、シングルヒッターが多い点や満塁のピンチなどでは
「大量点のリスクを省みない前進守備」を敷くことによってヒットゾーンが異常に広がる状況があるため、
単打についてはこの常識が覆るケースがMLBよりも多いことはある。
そういうときに限って批判が起きているのだが、どんな状況でどんなヒットがどのように出ているかを考えれば、
左対左の有効性を存分に活用することができるだろう。


最終結論:

「左打者が左投手との対戦で選球眼を大きく落としてしまう。それが最大の優位性」
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