スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

日本人メジャーの契約3

現在契約中、そして今季からメジャーに挑戦する選手達の契約内容もチェックしてみよう。


イチロー 2001~(MLS11.000)
メジャーのFA資格取得済。
2004年に4年契約を成立させているが、この時に保有権があったかどうかは定かではない。


松坂  2007~(MLS5.000)
6年契約で、マイナー降格することが認められない超強力な条件。辣腕代理人、スコット・ボラスの真骨頂。
今季チームに残留するだけで自己FAが成立。


上原  2009~(MLS3.000)
2009~2010年の2年契約後にFAとなる特約事項あり。
■Article XX(B) free agent after 2010
2011年に1年+ベスティングオプションの契約。契約終了後FAの特約事項あり。
■may elect to become XX(B) free agent when contract ends
一連の日本人契約のベースに伴い、契約後FAが前提の内容を維持している。


西岡  2011(MLS1.000)
詳細が不足している気がしないでもないが、2014年にオプションが設定されており、これが破棄されるとFAになる。ただし、通常はオプションを行使すると翌年の去就については選手本人のサービスタイムに準拠する形となるので、特約が盛り込まれていないとMLS最大4.000の段階で所属球団が保有権を持つこととなる。これまでの経緯からFAになる契約だとは思うが。

高橋尚  2010~(MLS2.000)
2010年はマイナー契約でスタートしたが、メジャー昇格により$1Mのサラリーが確定し
翌年の特記事項(契約更新またはFA)も成立。
■must be signed to extension by 10/31/10 or released (deadline extended to Nov. 5)
2011年からの2年契約後は未確認だが、前例から云ってFA条件もつけているだろう。

井川  (MLS0.104)
今オフで5年契約が満了したが、特約事項の記述は無し。
所属球団が保有権を持っている可能性がある。

田沢   2009~(MLS1.063)
今オフで3年契約が終了。特約情報の記述無し。
現在は40人枠に入っているが、そこから落ちたときにある程度は判明するものと思われる。

建山  (MLS0.129)
2012年のオプションが確定。破棄されていればFAとなっていた。
翌年は未確認。

和田   2012~
特約条項についての記述は無いが、2014年にオプションが破棄されるとFAとなる。
行使された場合の翌年については未確認。

川崎
メジャー挑戦ではなくイチロー挑戦なので割愛(個人的には動向への興味あり)。



じゃ、ここから総論に入ってみよう。

“契約終了後FA”というのは、比較的強気な立場で交渉に臨めた場合になって初めて
相手が了承するものではないかと推察。つまり、NPBプレーヤーだからといって
6年も働かない内にFAという約束をしてしまうのは、他の選手達にとって見ればあまり良い前例とはいえない。
だからといって、NPBでのキャリアが全く考慮されないのでは市場を開放している意味が成り立たないため、
そこはオプション破棄などを上手く利用してフリーにしている球団が多いのではないかと思えた。

これがNPBだと、外国人は自由と拘束の在り方が日本人選手とは違うため、特例が特例でない現象が続いている。仮にNPBが外国人枠を撤廃したら、同時に保有権利も発生しなければ球団運営は成り立たなくなってしまうだろう。一つの組織に二つのスタンダードがあるといっても良い世界だ。

MLBの場合、スタンダードは飽くまで一つしかない。特例を認めるのは良いこととは思わないが、市場の原理に沿って行動するのがスムーズであるともいえる。

プロ野球の世界で、MLBに最も接近している市場がNPBというのは間違いない。
それが故に、選手流出という危機を持つのも宿命とはいえるかもしれないが、
しばらくの間、選手達は大いに悩むかもしれない。

反対に、今回の件でヤンキース(キャッシュマン)の提示した条件は胸がすくほど筋の通ったものだった。
独占交渉権を得たのだから遠慮する必要は何処にも無い。固定されたレギュラーがいて、ユーティリティの選手を探していたことも虚偽には相当しない。ヤンキースにとっての落札費用の250万㌦は、運営規模でいえばパイレーツの40万㌦に相当するものと思い、その金額だったら今度は西武球団が受託しなかったかもしれないし、いずれにしても制度の欠陥というよりも選手本人の低評価が厳しい局面を生んだとさえいえる。さらに、ヤンキースは中島との交渉が決裂しても、代わりを探す時間は充分残されている。昨年の岩隈の件で明るみに出た制度の膿が一気に曝け出したような手際だった。

それでも、この条件がポスティングという特殊な状況だったが故に、NPBプレーヤーとしての評価自体は辛うじて守られた気もしないではないが、通訳をつけなければチームに帯同することが困難という選手はそろそろ終わりにして欲しいという、少々耳の痛い話で記事を〆たいと思う。


スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

haus

Author:haus
Twitter@hausmlb

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。